TOEIC-4.Part5で総合力を鍛える
3.Part5を解きまくる - 学んだ事項を実践的に活用しつつ解き方のコツを覚える
Part5を解きまくることにより、文法・語彙・語法など英語を読むうえ必要なことが幅広く実践的に学ぶことができる。どんな勉強よりもここを重視してやっていくのがTOEICハイスコアの近道だと私は考えている。
◆part5重視で学ぶことの利点
繰り返しの内容も含むが、一問一問が短く、それぞれに細かい解説が記載されいてる問題形式になっていることにより
・文法・語彙・語法・読解スピードなど幅広い内容の学習が可能
・不正解の理由から多くを学べる
・隙間時間の活用に向いている
・復習がしやすい
などの利点がある。 特に社会人で短期間のハイスコア取得を目指す方は通勤時間などの活用も必要となってくるだろう。そのため、part5のように細切れの知識をコツコツと積み上げていく形式で勉強が可能なもののほうが、文法参考書の読み込みやpart7のやり込みで基礎を積み上げるよりは勉強しやすいだろう。
◆part5学習時の注意点 - 1問20秒を意識!
人によって問題の解き方のペースは違う。一問解いては答え合わせをして問題の理解を深める、という方法が合う人と、ある程度の問題数を一気に解いて後で答え合わせをする方法がある人がいるだろうが、それは自分に合う方法を選べばいい。
だが、ここで大事なのは各問題、20秒以内に解くことを目標に取り組むことだ。
TOEICはある程度の基礎力がついた段階までくると時間配分をどれだけうまくこなせるかによってスコアの伸びを決める。リーディングにおいてはどんな参考書でも時間の意識に関しては強く書かれている。参考書によりタイムは異なるが、part5-6は一問20~30秒、part7は一問60秒で解くことを推奨しているはずだ。素早く英文を読む力を身に着けることは早期の段階から意識しよう。
問題を解くときは必ずストップウォッチで計測しながら解くべきだ。始めのうちに時間感覚と実際の乖離がどれくらいあるか確認しよう。(20秒で解いたつもりなのにXX秒オーバーしていた!ということ知る作業) そして、なんとか20秒以内に解く、という感覚を身に付けていこう。
※個人的には本番は20秒が難しい場合は30秒以内での解答としてもよいとは思うが、より高負荷条件下で訓練をしたほうが経験値はあがりやすい。
◆問題集選びは慎重に!
Part5の問題集選びはかなり大切だ。私が参考書や問題集を選ぶ際には、TOEICをやり込んでいる高校英語教師の友人や英米文学科卒の友人からもアドバイスをもらったのだが、問題における"TOEICっぽさ"にかなりの差があるという。私も実際にまずその友人たちに推奨されるものを勉強してからTOEICっぽくない問題集に取り組んでみるとかなりの違和感を感じだ。ところが、TOEICの公式問題集に取り掛かっても、難しいと感じることはあっても違和感は感じなかったのだ。
というわけで、そのTOEICっぽさがある問題集をここでは紹介しておきたい。
まず、初級問題から上級問題まで網羅されており、且つ一問ずつへの解説がしっかりとされているという点からこちらから取り組むことをお勧めする。
1駅1題 新TOEIC TEST文法特急
新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編
書店のTOEICコーナーでは特急シリーズはほぼ必ずと言っていいほどゴリ推し状態。しかし、やはり確かな品質があるので仕方がない。上記二冊を2,3回回すだけでも基本的な文法の考え方がしっかり根付くだろう。
ただ、書かれているアプローチはあくまでも「ちゃんと英語をわかっている人向け」のアプローチ、であるという印象だ。英文の意味全体を考えれば自然と答えがわかるのでは?という問題でも、「Fromと一緒に使えるのはBだけだ!」といったようなアプローチを示している。
短期間でハイスコアを目指す場合は、語法からの成功法アプローチだけでなく、文意から答えを導き出すことも必要となってくる。語法からのアプローチで解け!と言われる問題でも、文意で解いてしまっても問題ないということは頭に入れて取り組もう。(そこで語法を追加で覚えよう)
新TOEICテスト 文法問題 でる 1000問
TOEICテスト 究極のゼミ Part5 & 6 (TOEICテスト究極シリーズ)
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ネット上でほかのサイトでTOEICの勉強方法を調べている方は「またか」となるかもしれないが、やはりTEX加藤さんとヒロ前田さんの問題集の質の高さは他に比べ一線を画している。TOEICを何度も受けその雰囲気を熟知しているからこそできる作問なのだろう。こういった良質の問題集を繰り返し解くことで
逆に、あまりお勧めしないのは、日本人以外の作者の問題集だ。やはり第一次言語(b日本人なら英語、アメリカ人なら英語)の違いにより、そもそも英語を勉強する際の考え方に若干の差異があるのだろう。私は外国人作者のものも2冊ほど取り組んだが、解説や問題文そのものに違和感を感じてしまって、なかなかしっくりとこなかった。